元グラビアアイドルから政治家へと転身し、2024年の衆議院選挙で初当選を果たした森下千里さん。
彼女は芸能界での人気を背に受けて政治の道に進んだものの、順風満帆ではなく、選挙落選や地元との軋轢など苦労も多かったとされています。
この記事では、森下千里さんの学歴や芸能界でのキャリアから政治家としての挑戦と奮闘までを簡潔に紹介します。
森下千里のプロフィールと学歴
2024年の衆議院選挙ではれて国会議員になった元タレントの森下千里さん。
選挙前後からなにか注目されています。
今後も国会や地方遊説などでメディア出演が増えると思います。
まずは、プロフィールからおさらい。
プロフィール
森下さんは、2000年代にレースクイーンやグラビアアイドルとして注目を集め、女優やタレントとしても活躍しました。
その後、東日本大震災の被災地での支援活動をきっかけに政治家を目指し、地道な活動を通して2024年には国会議員として初当選を果たしました。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 生年月日 | 1981年9月1日（現在43歳） |
| 出身地 | 愛知県名古屋市 |
| 血液型 | A型 |
| 身長 | 166cm |
| 現住所 | 宮城県石巻市（政治活動の拠点として移住） |
森下千里の学歴～学業と学生時代のエピソード～
小学校と中学校
- 小学校：名古屋市立中村小学校
- 中学校：愛知教育大学附属名古屋中学校（偏差値58）
森下さんは愛知県名古屋市の名古屋市立中村小学校に入学しました。
子供の頃は喘息やアトピーなどを患い、体が弱かったとされていますが、小学校高学年から剣道を習うようになり、健康を取り戻して活発になったといいます。
また、習字やピアノも習っており、当時から多才な子供だったことがうかがえます。
その後、進学校である愛知教育大学附属名古屋中学校へ進学。
地元でもレベルの高い国立中学校で、森下さんも中学受験を経て入学しました。
この頃から勉強は得意だったようで、学業でも良い成績を収めていたそうです。
また、剣道部で活躍し、応援団を務めるなど、リーダーシップを発揮していた一方、交際相手がいたことなど、青春時代を謳歌していた面もありました。
高校時代：愛知県立惟信高校
- 高校：愛知県立惟信（いしん）高校（偏差値50前後）
高校は名古屋市内にある伝統的な公立校、愛知県立惟信高校に進学。惟信高校は1925年創立の歴史ある学校で、森下さんが通っていた頃の偏差値は50台前半とされています。
この高校で森下さんは「帰宅部」を選び、部活動には参加せずにミスタードーナツでのアルバイトをしていたとのこと。
また、高校時代に「ヴィジュアル系バンド」への興味が深まり、ジャンヌダルクのボーカル・yasuさんの追っかけをしていたというエピソードもあります。
彼女は当初、国家公務員や看護師になりたいと考えていたそうで、まだ芸能界に進む予定はなかったようです。
大学時代：名古屋学院大学 経済学部（中退）
- 大学：名古屋学院大学 経済学部（偏差値48）
高校卒業後、森下さんは名古屋市内にある名古屋学院大学の経済学部に進学しました。
経済学部では投資や経済に関する学びを得ており、後の株式投資で話題を集めたのもこの経験が生かされたようです。
しかし、大学1年生のときに芸能界オーディションに合格し、レースクイーンとして活動を開始。
その後、芸能活動が忙しくなり、大学での勉強との両立が難しくなったことから、わずか1年で大学を中退し、本格的に芸能活動に専念することを決意しました。
森下千里の経歴 ～芸能界から政治家への挑戦～
2001年～2015年：芸能界での活躍と人気
大学を中退後の2001年、森下さんは「レースクイーン・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、グラビアアイドルとしても数々の雑誌の表紙を飾りました。
2002年には「仮面ライダー龍騎」で女優デビューし、多くのバラエティ番組にも出演。華やかなキャリアで、20代の頃にはグラビアやテレビ出演で大忙しの生活を送っていました。
しかし、2015年に「亜急性壊死性リンパ節炎」という病気を患い、芸能活動を一時休止。
この間にピラティスのインストラクター資格を取得し、健康や体力の大切さを改めて感じる機会となりました。
2017年～2019年：芸能活動再開から引退へ
2017年に活動を再開したものの、2019年12月には所属事務所との契約を解消し、芸能界から引退。
引退理由としてはピラティスの指導者や経営活動に注力したい意向を示していましたが、実際にはその翌年に政治家への転身を発表しています。
2021年：初の衆議院議員選挙に挑戦し涙の落選
2021年、森下さんは宮城県第5選挙区の自民党支部長に就任し、同年秋の衆議院選挙に初挑戦。
このとき、宮城県石巻市に移住し、地元の住民に根差した政治活動を始めました。
石巻市は、彼女がかつて出演した「仮面ライダー龍騎」の原作者・石ノ森章太郎氏の故郷であり、彼女にとっても縁の深い地でした。
しかし、選挙では立憲民主党の安住淳氏に敗北し、涙ながらに結果を受け入れました。
それでも、宮城県への想いを強めた森下さんは、地元に住み続けながら「辻立ちクイーン」として毎日のように街頭に立ち、住民に向けて自らの政策や思いを訴え続ける日々が始まりました。
2024年：比例代表で初当選！3年の苦闘を経て国会へ
宮城県内での3年の地道な活動を続けた森下さんにとって、2024年10月の衆議院選挙は再挑戦の場となりました。
今回は、比例東北ブロックで自民党から単独2位での立候補。
東北ブロックでは、自民党が苦戦を強いられている状況でしたが、彼女の「辻立ちクイーン」としての活動が評価され、見事に初当選を果たしました。
当選が確定したとき、森下さんは支援者たちから拍手で迎えられ、安堵の表情を見せましたが、3年の地道な活動で地域に根ざしたいという気持ちが強くなっており、「地域に明るいニュースを届けたい」と新たな決意を表明しました。
辻立ちクイーンとしての信念と今後の展望
森下千里さんは「辻立ちクイーン」として、石巻を中心に1600回を超える街頭演説を重ねてきました。
少子化や漁業問題、物価高騰といった地域の課題に耳を傾け、それらの声を国政に届けるべく尽力する覚悟です。
「私は地域に根ざして、住民の方々と共に歩む政治家でありたい」と語る森下さんは、地元でのさらなる活動にも意欲を見せています。
まとめ
森下千里さんは、愛知県出身で進学校に通い、名古屋学院大学経済学部を中退後、レースクイーンやグラビアアイドルとして成功を収めました。
芸能界を引退後、東日本大震災をきっかけに被災地支援に熱意を抱き、2021年に宮城県石巻市に移住し自民党から政治家に挑戦。
初出馬で落選したものの、地道な活動を続け「辻立ちクイーン」として親しまれ、2024年の衆議院選挙で比例東北ブロックから初当選を果たしました。
今後も地域の声を届ける政治家として期待されています。
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