PR会社「merchu」の代表取締役である折田楓氏は、兵庫県の斎藤元彦知事の選挙広報を担当したことで一躍注目を集めました。
彼女のnote投稿やSNS活動が話題を呼び、「承認欲求モンスター」と揶揄されるまでに。
では、そもそも「承認欲求」とは何か、その背景にある真実とSNSの反応を紐解いていきます。
折田楓は承認欲求モンスター?そもそも承認欲求とは?
承認欲求とは、「他者から認められたい、価値を感じてもらいたい」と願う人間の基本的な欲求の一つです。
心理学者アブラハム・マズローの提唱した「欲求階層説」では、承認欲求は社会的欲求の次に位置するもので、他者からの評価や自尊心の向上を目指すものとされています。
現代では特にSNSの普及により、承認欲求が顕在化しやすくなりました。
「いいね」やコメントなどのリアクションが、他者からの承認を視覚的に示すため、誰もがこの欲求を持ちやすい環境にあります。
折田楓のnote投稿が招いた炎上
2024年11月、折田氏が投稿したnote記事「兵庫県知事選における戦略的広報」がきっかけで、「承認欲求モンスター」との声がSNS上で広まりました。
この投稿では、斎藤元彦知事の選挙活動において自分が関与した広報戦略の詳細を語っています。
中でも、以下の記述が注目を集めました。
「広報全般を任されました」
「いつか映画化されないかななんて思っています!笑」
これに対しSNSでは以下のような反応が。
SNS上の声
- 「自己顕示欲が強すぎる…映画化って自分で言う?」
- 「本当にこの人が斎藤知事を当選させたの?自己アピールの塊だよね」
- 「裏方の広報担当者がここまで目立つ必要あるの?」
炎上の火種となったのは、彼女の投稿が「自己アピール」と受け取られ、選挙という公の場での裏方役としての立場を逸脱していると感じる人が多かったことです。
キラキラ女子のSNS戦略が火に油を注ぐ?
折田楓氏のSNS活動もまた、「承認欲求モンスター」と呼ばれる理由となっています。
「VALENTINO沼にハマってしまっています」の投稿の他、
彼女のインスタグラムには以下のような投稿が見られます。
高級バッグ(バーキン)の自慢投稿
「これが私の新しいパートナー!」とともに公開されたバーキンは推定350万円ともいわれています。
リア充アピール
ホテルでのアフタヌーンティーや海外旅行の写真を頻繁に投稿。
友人との豪華な交流
バチェラー出演者や著名人とのツーショットも目立ちます。
SNS上の反応
- 「リア充アピールがすごすぎて逆に痛々しい…」
- 「本当に承認欲求の塊のような投稿ばかり」
- 「でも、SNS映えはさすがプロって感じもする」
「承認欲求モンスター」と呼ばれる理由は?
彼女が「承認欲求モンスター」と評される理由は、以下の点に集約されます。
- SNSでの目立つ投稿 自分の成功や高価な持ち物を強調する投稿が多い。
- note記事での自己顕示 「自分が選挙を成功させた」と読める表現が多く、裏方としての役割を超えた自己主張と受け取られた。
- リア充アピール 生活の充実ぶりを過剰に見せる投稿が、反感を買った。
折田楓の承認欲求モンスター自己アピールは本当に悪いのか?
擁護の声
一方で、折田氏を擁護する声もあります。
- 「承認欲求を満たしたいのは誰だって同じ。表現が少し派手なだけでは?」
- 「PRの仕事をしているんだから、自分をブランディングするのは当然」
承認欲求そのものは人間として自然な感情です。
それを表に出すかどうかは個人の自由ですが、折田氏のようにSNSやnoteといった広く公開される場で表現する際には、受け手の感情や立場も考慮する必要があります。
芸人三浦マイルドから地元の声
「R-1ぐらんぷり2013」(現R-1グランプリ)王者のピン芸人、三浦マイルドさんは自身の住む広島県江田島市とも関わりがあったことをX(旧ツイッター)で言及しました。
江田島市役所関係者によると、契約終了後も経営者の折田楓氏が自主的に江田島市の宣伝を続け、市として感謝しているとのことです。
三浦は、折田氏について「頼まれていないこともサービス精神で取り組む方」と評価し、彼女やmerchuを支援する自治体や企業が現れることを願うと述べました。
江田島名物の牡蠣の紹介で自ら、牡蠣打ち体験もしていました。
折田氏自身もSNSで、江田島市への貢献意欲を示していたことがあります。
単なる承認欲求ではないとの意見
玉川徹さん(元テレビ朝日社員)は、兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦知事陣営のSNS運用問題について、「羽鳥慎一モーニングショー」で次のような意見を述べました。
- 投稿内容の真実性が重要
玉川さんは、PR会社の折田楓氏が投稿したnoteの内容が「単なる承認欲求ではない」と指摘しました。
その理由として、選対に関わる市議がnoteの投稿を事前に把握し、SNSで「裏話が詳しく書かれているので見てください」と推奨していたことを挙げました。 - 選対メンバーも投稿内容を認めている可能性
折田氏のnoteが投稿される前に、選対メンバーが投稿内容を紹介しており、この行動はnoteの内容を認めた上でのものである可能性が高いと解説しました。 - 真実性が法的検討の焦点
玉川さんは、noteの内容が真実であるかどうかが公職選挙法違反を検討する上での重要なポイントになると強調しました。
このように玉川さんは、折田氏の投稿が単なる個人的な承認欲求によるものではなく、選対メンバーの意図を含んだ行動である可能性を指摘しました。
まとめ
折田楓氏の活動は、広報のプロとして評価される一方で、承認欲求の高さが炎上の要因となっています。
しかし、その背景には彼女の努力や実績があり、単なる「承認欲求モンスター」と片付けるには早計です。
今回の件で浮き彫りになったのは、SNS時代における「発信力」と「自己アピール」の難しさ。
炎上を防ぐためには、発信のタイミングや内容をより慎重に選ぶ必要があるでしょう。
あなたは彼女を「承認欲求モンスター」と捉えますか?それとも時代の寵児と見ますか?
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